第20回三重県シニアオープンゴルフ選手権競技(予選)
2025年6月11日(水)
トーナメント開催でも知られたクイーンコース。
傾斜を読み切って、スコアメイクに繋げよう。
CRC白山ヴィレッジゴルフコース(クイーン)
総支配人 別所卓さんにお聞きしました
⚫︎今回のクイーンコースは日本女子オープン開催コース
白山ヴィレッジGコースはココパリゾートクラブの2番目のゴルフ場として1990年(平成2年)に開業しました。そして、2008年(平成20年)からそれまでクイーン、プリンス、キング、ロイヤルの各9ホールだったのをクイーンコース、キングコースの各18ホールとして名称を変更しました。
2015年に日本シニアオープン開催の後、2019年に開催した日本女子オープンでは期間中に47000人ものギャラリーが来場しましたが、今でもその際のコース表示が一部残されています。今回の三重県シニアオープン予選は公式競技としては久しぶりの開催となります。コースメンテナンスを万全に行い、選手の皆さんに喜んでいただけたらと思っています。
<コース紹介>
今回使用するクイーンコースは、広々とした印象のホールが多いが、グリーンは大きく、傾斜があるため、スコアメイクにはパッティングの正確さが必要となる。攻略は、基本的に手前からが鉄則。
6324yd Par72
★2番H(Par5/492yd)

右ドッグレッグのパー5。今大会ではティーが前のため、2オンが狙える。そのための第1打は右前方のバンカーを超えるショットが必要。250ヤードで、いい位置に行くはず。そして、残りは230ヤードほど。2オンを狙わない第1打は、正面の広いフェアウェイを狙う。その場合は、3オンのマネジメントとなる。

広いフェアウェイからのセカンドは、グリーンが見えないので、バンカー手前に刻むのが良い。
しっかり3打目で寄せていこう。

グリーンの手前50ヤードあたりには3つのバンカーが待ち構えている。深めのバンカーがあるので、入れるのは避けたい。グリーンは大きく、奥に長い。奥から手前への傾斜が強い。
ピンポジションと同じ段に置くのがベストな攻め方だ。グリーンの左サイドはOB。
★11番H(Par4/344yd)

ティーイングエリアから正面にグリーンが見えるパー4。気をつけたいのは左に広がる池だ。
池の方にフェアウェイが傾斜しているので、第1打はバンカーの左方向に刻むのが良い。
ドライバーを持たない選択が良いとも言える。ポイントは230ヤードほどの落とし所に置けるかどうか。左側向こうの山の上には風車が立ち並んでいるが、風の強い立地でもあり、風の向きも計算に入れたい。
2打目はグリーンに向かってしっかりと。グリーンの右側がマウンドになっている。ピンポジションをしっかりチェックして正確な飛距離で攻めたい。


その他のホールもご紹介

所属プロの
河合ミツグさんが攻略法を伝授。
★7番H(Par4/405yd)
風の読みが鍵を握る谷越えのパー4。パーオンを狙うには谷の手前に正確な距離感が必要必要。うまくいけば150ヤード前後でグリーンを超えるが、そうでないと200ヤード前後のセカンドになるかも。グリーン左手前のバンカーが花道を狭くする難関ホール。
★14番H(Par5/487yd)
やや右ドッグレッグのロングホール。飛ばし屋は右バンカー越えにチャレンジ。超えれば2オンも可能。グリーン手前50ヤード付近のポットバンカーは要注意。入れると出すだけになるかも。グリーンはグリーンは奥から手前に強烈に速い。手前目に乗せるのが得策。
★18番H(Par5/519yd)
右サイドに佇むホテルアザリアが特徴的な、クイーンコースの名物ホール。ホテル越えが可能なパー5だ。飛ばし屋はホテルスレスレ左に打てればベストルートで、2オンも可能。セカンド以降は右側100〜150ヤード付近にあるバンカーを避けてやや左サイド狙い。サードはしっかりとピンを攻めてバーディを狙っていきましょう。ちなみに、ホテルの窓ガラスは防弾使用になっているが、毎日何回も球は当たっているとか。