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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技インタビュー/国スポ・スポーツM三重大会<スリーレイクスCC>

2024/05/03(Fri) 00:21:51
国スポ・スポーツマスターズ三重大会
2024年4月26 日(金)
会場/スリーレイクスカントリークラブ
国スポの部  6619yd Par72
マスターズの部  6383yd Par72
参加人数/
国スポの部  25名(うち欠場4名)
マスターズの部  68名(うち欠場6名)
天候/晴れのち曇り

国スポの部 大学2年の石垣珠侑選手(東北福祉大)

マスターズの部 中村隆志選手(名松)

日本スポーツマスターズ三重県代表が決定

三重県ゴルフ連盟主催の2024年度最初の本戦となる国スポ・日本スポーツマスターズ三重大会はスリーレイクスカントリークラブで開催された。
スティンプ11、コンパクション22のグリーンコンディションに仕上げられたコースは、グリーンの難しさに加え、ホールごとのコースマネジメントがスコアメイクを大きく左右すると言われている。とりわけインコースは12番からのアーメンコーナーと呼ばれる数ホールをいかに切り抜けるかが勝負の分かれ目だ。

<国スポの部>

大学生以上の成年男子の部には、21人が出場した。72ストロークで石垣珠侑選手(東北福祉大2年)と兄の石垣敢大選手(中京大3年)が並び、マッチングスコアカード方式により、珠侑選手が優勝となった。3位には75をマークした宮崎冬詩選手(三重フェニックス)が入った。
国スポの部は今年行われる他競技の成績も合わせて代表が決定する。
昨年の兄に続き、今年は弟が優勝。
優勝 石垣珠侑選手(東北福祉大2年)  72=36、36

前半のアウトは5番でボギー、9番で1メートルにつけてバーディとし、イーブンで折り返した。そして、後半10番で1メートル、11番で5メートル、12番で1メートルとバーディパットを沈め、3アンダーに伸ばした。しかし、スリーレイクスのアーメンコーナーの13番でティーショットを左に曲げ、4オン2パットのダブルボギーとすると、15番、17番もボギー、最終18番でグリーンエジからのイーグルパットを外してのバーディでホールアウトした。兄の敢大選手と同スコアだったが、マッチングスコアカード方式により、弟の珠侑選手の優勝が決まった。
「今日はティーショットが曲がりました。その分、パッティングが良かったので助かりました」と振り返った珠侑選手は、現在東北福祉大2年生だ。練習環境が整った大学では、「グリーンの練習をしっかりするようになってパッティングが良くなった」と言う。ちなみに強豪が集うゴルフ部では愛知県出身の湯原光くんと寮で同室だとか。
前半は首位で折り返すも後半で伸ばせず。
2位 石垣敢大選手(中京大3年)  72=33、39

前半のアウトで4バーディ、1ボギーの3アンダーをマーク、後半も10番でバーディを奪ったものの、魔のアーメンコーナー13番でダブルボギー、14番でボギー、さらに17番でもダブルボギーを叩き、イーブンパーでホールアウトした兄の敢大選手。同スコアだったが残念ながらマッチングで2位となった。「前半1番は10メートルのバーディパットでしたが入ってラッキーでしたが、全体にパッティングは良かったです。9番は3Wでいいのにドライバーを持ってしまい突き抜けてOBでボギーに。後半のダボは木の根っこに行ってしまったりして、仕方なかったですね」。春から中京大3年。158センチと小柄ながら飛距離は270〜280ヤード、昨年は中部学生ゴルフ選手権競技を制している。
「チャレンジの気持ちで回りました」
3位 宮崎冬詩選手(三重フェニックス) 75=34、41

 49歳、昨年の三重県アマチュアの優勝者が3位に食い込んだ。インからスタートし、アーメンコーナー12番、13番とボギー、14番でバーディを奪うも続く15番で220ヤードの第2打を「チャレンジして5Wで打ったら池ポチャでした」とトリプルボギー、さらに17番バーディの後、18番では第2打をOBしダブルボギー。前半を5オーバーとしたが後半は3バーディ、1ボギーの34だった。「前半に叩いちゃったけど後半もチャレンジの気持ちを途切れさせないで回りました。結果がついてきたのが良かった。以前三重県オープンがあったときにスリーレイクスを回り、全くダメだったんですが、少しリベンジできたかな」。昨年の三重県オープンで体力のなさを痛感し、ジムで筋トレを始めた結果の県アマ優勝だったが、その後も筋トレ継続、食事も気をつけるなどゴルフのための努力を続けているそうだ。「今年は三重県オープンと、仕事次第だけど行けたら中部アマチュア」と目標を教えてくれた。

<マスターズの部>


順調に競技は進み、最初の組のホールアウトは12時5分だった。2組目にホールアウトした中村隆志選手(名松)がいきなりイーブンパー72をマークして、首位に立った。すると、続く3組目の水谷友哉選手(スリーレイクス)が1打差の73でホールアウトしてきた。その後、アンダーパーでのホールアウトが期待されたが、最後まで首位を奪う選手は現れなかった。昨年の代表選手だった横山浩康選手(ローモンド)は78、ベテランの藤井広文選手(桑名)も78に終わった。
今年の日本スポーツマスターズ三重県代表は、中村選手、水谷選手、そして76をマークした服部達哉選手(四日市の里)の3人に決定した。3選手ともに代表選出は初。
日本スポーツマスターズ2024男子は、9月18日(水)〜20日(金)に長崎県の長崎国際ゴルフ倶楽部で開催される。
62歳、2度目の出場で代表初ゲット。
優勝 中村隆志選手(名松)  72=37、35

アウトからスタートし、5番、9番、12番、16番と4つのバーディを奪取した。ボギーも4つあったが、「4、5メートルのバーディパットがよく入ってくれました。今日は楽しむことをテーマに回ったんですが、それが良かったのですかね」とホールアウト後の中村選手は思わぬ好スコアにちょっと驚いている様子だった。
62歳の中村選手はこの大会は2度目の出場だが、そもそも競技に出るようになったのも60歳から。ゴルフを覚えたのは25歳ごろだが楽しむ程度、38歳の時に名松CCの会員になり、その後は倶楽部競技に参加。そして、対外競技は小学校の先生を退職した60歳からになったのだそうだ。「スリーレイクスはシニアチャンピオン大会で去年12月に出ましたが、97も叩きました。その時の反省で、今日は手前から行くことと、落とし所を考えたことがいい結果になりました。素晴らしいグリーンでプレーできてとても嬉しかったです」。今は週に2〜3回のラウンドをしつつ体力維持に努めている。
2位 水谷友哉選手(スリーレイクス) 73=35、38
アウトスタートで、2番、3番と連続ボギーの後、4番でバーディを奪うと、8番、9番も連続バーディとして1アンダーで折り返した。順調に見えた後半だったが、14番パー4でまさかのトリプルを打った。17番で2.5メートルのバーディが決まってトータル1オーバーでフィニッシュ。ここスリーレイクスをホームとする水谷選手は地の利も生かして好スコアでまとめた。「14番は池のあるホールですが、チャックリを2回もしてしまいました。でも昨日の練習ラウンドで風が強かったとはいえシャンクを7回もしちゃったことを考えると、今日はうまくできたかなと思います。まだ後ろに強い選手がたくさんいるから残れるかなあ」と心配をしていた水谷選手だったがしっかり2位を堅持。55歳で初の三重県代表が決まり、嬉しい笑顔となった。実は去年からこのクラスのはずだったが、エントリーを一般にしてしまったため、今回がマスターズの部への初挑戦だった。
3位 服部達哉選手(四日市の里)   76=41、35
3人目の代表に選ばれた服部選手は56歳。インからスタートし、11番、12番、15番、16番と4バーディパットが入った。15番はカラーから8メートルのロングパットだった。前半を1アンダーで折り返し、「いい感じだから、ひょっとして、と期待してしまった」と迎えた後半で1番、2番を連続ダブルボギーとして「気持ちが切り替わった」ものの、その後、1バーディ、2ボギーで41だった。昨年はルーキーで参加し、2度目の挑戦で代表を手にした。ゴルフ歴は25、6年になるがこれまで代表などに選ばれたことはなかった服部選手。「コロナの頃はゴルフも年間5、6ラウンドしかしなかった時もありますが、最近、30歳の息子がゴルフを始めたこともあって、よく一緒にラウンドをしているんです。それが功をそうしたのかもしれません。嬉しいです」。


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