ピーター・トムソン設計・監修。“タフ”で知られたコース。
グリーン周りをどう攻略できるかがポイントになる。
スリーレイクスカントリークラブ
支配人 杉浦和博さんにお聞きしました。
全英オープンで5回優勝したオーストラリアの名プレーヤー、ピーター・トムソンによるレイアウトはどのホールも簡単には攻略させてくれない難しさを秘めています。それは、これまで開催されてきた数々の公式競技からもわかるように、ラッキーが少ないコースだと言えると思います。
春先の今大会に向けて、万全のメンテナンスで競技を盛り上げていきたいと、コース管理はじめスタッフ一同が準備を進めてまいります。今年度の国民スポーツ大会、日本スポーツマスターズの三重県男子代表を決める大事な大会です。選手の皆さんに、ベストなパフォーマンスが発揮できますよう、ぜひ練習ラウンドで攻略作戦を練っていただきたいと思います。
<コース紹介>
スリーレイクスCCの勝負はインコース、と杉浦支配人。アウトでスコアをつくり、インでは我慢しつつ大叩きをしないゴルフができるかにかかっていると言う。とりわけ、グリーン周りをどう攻略するかがスコアメイクを大きく左右する。
18ホール ;Par72/国スポ6619yd、スポーツマスターズ6383yd
<アウトコース>
★4番H(PAR4/国410yd、スポ400yd>
ティーイングエリアから見えるバンカーがプレッシャーを与えるスタートホール。第1打は打ちおろし、左ドッグレッグの第2打地点からは上りが待っている。グリーンは奥行き40ヤードと大きく、極端な2段になっている。
★5番H(PAR4/国315yd、スポ315yd)
英国のクラシックコースを思わせるようなバンカー、オーガスタナショナルにも採用されている3段グリーンが特徴。確実にフェアウェイにショットを置くことが重要。ピン位置は奥になる程に難度が高くなる。
★9番H(PAR4/国333yd、スポ333yd)
バーディが狙えるサービスミドル。第1打がこのホールの攻略ポイントとなる。左サイドのOBとバンカーに気をつけたい。ドライバーで積極的に打って、確実な2オン狙いで攻めよう。
<インコース>
★10番H(PAR5/国490yd、スポ490yd)
クリークがフェアウェイをS字に流れていて、第1打からアプローチショットまで意識させられる、美しくも難しいロングホール。ピンは正面に見えるが、プレーヤーにテクニックを要求する。風がフォローなら2オンも可能。グリーンは止まりにくい。攻めか守りかを明確に決断することが必要。
★12番H(PAR4/国397yd、スポ369yd)
パー4.5ともいえる長いミドルホール。距離に加え、セカンドは打ち上げになるタフさを兼ね備えている。2段グリーンがホールをさらに難しくしており、このホールのパーはバーディの価値がある。
★13番H(PAR4/国466yd、スポ439yd)
12番に続き、距離のあるミドルホール。第1打をバンカーに入れてしまうとグリーンが狙えない。グリーンは2段になって、右の傾斜に落とすとパーセーブが難しくなるので、落とし所が勝負を決めそう。
★14番H(PAR4/国367yd、スポ367yd)
グリーン手前に横切る2本のクリーク。スリーレイクスで最もトリッキーな名物のミドルホール。第1打、第2打ともに正確なポジショニングが重要。
★15番H(PAR4/国454yd、スポ427yd)
インコース3つ目の距離の長いミドル。天気が良い日は正面に御在所岳を望むことができる美しいホール。大きなグリーンの前には、クリークが流れている。ドライバーを思いきり振って好位置に置き、大胆にセカンドを攻めていきたい。
★17番H(PAR4/国353yd、スポ353yd)
セントアンドリュース17番ホールにあるロードホールバンカーを取り入れたミドルホール。絶対に入れたくないバンカーだ。グリーンはポテトチップスのようなアンジュレーションがあり悩ましい。
★18番H(PAR5/国536yd、スポ490yd)
景観の良い最終ホール。右サイドのOBに気をつけながら、第1打を確実に。フェアウェイとグリーン前にある2つのメガネバンカーを避けたい。グリーンは奥行き40ヤードと大きい。