競技会場紹介
第15回三重県民ゴルフ振興基金県大会
2023年11月16日(木)・17日(金）
会場/ローモンドカントリー倶楽部

和田裕一支配人
野波弘一プロにお聞きしました。

当倶楽部は1997年（平成9年）10月に開場。今年で26年目になります。スコットランドにあるローモンド湖の美しさと静寂さをイメージし、「戦略性と自然美」というテーマで仕上げたコース。設計監修はR＆Aの委員も務める川田太三氏です。グリーンに向かって次第にタイトになっていくレイアウトは、面から点への正確なショットが求められます。
この度の県民ゴルフ振興基金県大会では、年齢別に5部門があり、それぞれに異なるティーからの攻略となります。風が吹くと一気に難しくなるホールもありますので、練習ラウンドではぜひさまざまな想定をしながらマネジメントを練っていただければと思います。コース管理も当日に向けて最善を尽くして皆様をお迎えいたします。

倉田真孝・営業統括部長がグリーンについて説明をしてくれました。
「2015年（H27年）より４年間をかけて、春１回、秋１回の計8回の播種をいたしました。
一年中グリーンを綺麗に保つ為に、TYEE（タイイ）と007を7対3で混合した品種改良の種を使用しています。その成果が実り、今年の異常な夏も、無事に乗り越えることができました。選手の皆さんには、整ったグリーンを大いに楽しんでいただけたらと思います。」

池越えや谷越えなど難度の高いホールもあるが、全体にはゆるやかな起伏で、回りやすいホールが続く。ただ、風の影響次第で難度が上がる。アウトはフォローかアゲィンストかの縦の風だが、インコースは横からの風になるため、より正確なショットが求められる。ここではスコアを落としやすいホールを中心に、野波プロに案内をしてもらった。

男子60歳未満　6503yd Par72・・（A）
男子60歳代　　6124yd Par72・・（B）
男子70歳以上　5884yd Par72・・（C）
女子60歳未満　5487yd Par72・・（D）
女子60歳以上　5149yd Par72・・（E）

★6番H（Par3／A173yd、B149yd、C149yd、D129yd、D129yd）
池越えの綺麗なショートホール。風が読みにくいホールなので、風が吹いている時にはクラブ選択に悩むことも。無理をせずグリーン中央を狙っていこう。

★7番H（Par4／A410yd、B410yd、C375yd、D335yd、E335yd）
ローモンドCCの名物、谷越えのミドルホール。白ティーから220ヤード辺りから約90ヤードの谷がある。第2打で越えるのか手前に置いて第3打にかけるか迷いどころ。谷の向こうからは打ち上げになっている。グリーンは左側が高い２段になっている。ピン位置と同じ段に乗せるショットで手堅くいきたい。

このホールを桜で満開にしたい、と昨年（令和4年）に植樹をした。来年の春、美しい桜が楽しみ。

★9番H（Par4／A403yd、B376yd、C376yd、D357yd、E357yd）
正面に瀟洒なクラブハウスが見える景観美しいパー４。フェアウェイが広いので、ハウスに向かって思い切った第1打を打っていきたい。第2打からは打ち上げとなるので、クラブ選択は1クラブ大き目が良い。

11番から14番まではローモンドCCのアーメンコーナーとも言えるホールが続く。

★12番H（Par4／A359yd、B293yd、C293yd、D269yd、E269yd）
打ち上げのミドルホール。第２打からが打ち上げを計算に入れたクラブ選択が必要となる。

★13番H（Par5／A559yd、B534yd、C508yd、D508yd、E433yd）
左ドッグレッグのロングホール。距離があり、難しい。フェアウェイが狭めで、第1打の落とし所がポイントとなる。ベストポジションはセンター右狙いだが、右に抜けると隣の8番Hに、また左に行きすぎるとOBになる。２打目からはグリーン左側の崖を避けて、センター右狙いを。無理をせず、3打目で勝負するのが賢明。

★14番H（Par4／A392yd、B373yd、C357yd、D317yd、E317yd）
打ち下ろしのミドルホール。左が谷、右が池になっている。フェアウェイが大きく２段になっていて、どちらから攻めるかを考えてショットしたい。第２打からは打ち上げていくため、1クラブ大きい選択をしていこう。

★18番H（Par5／A548yd、B521yd、C451yd、D451yd、E380yd）
右ドッグレッグのロングホール。絵になるホールでもある。第1打の狙いはセンター左、バンカーの横の辺り。第2打は右サイドに池があるため、左目を狙うこと。大きな２段グリーンは、上からかなり早い。